痛風は「食べ物」で予防できる病気

よく痛風は「贅沢病」、と言われるようですが、ひと昔前までは「痛風」といえば、豪華な食事とお酒ばかりを飲んでいる人がなるもの、という印象でした。

豪華かどうかは別として

▼痛風になりやすい食事

・肉類が大好き
・野菜をほとんど食べない
・ジャンクフードをよく食べる
・お酒を大量に、ほとんど毎日晩酌もする
・脂っこいものが好き
・甘いジュース、缶コーヒーなどを大量に飲む

こうした傾向のある人は気をつけないといけません。

痛風予防に「良い食べ物」とは

もっともわかりやすく言えば「太り過ぎないようなバランスの良い食事」です。具体的には

▼痛風を良くする「食べ物」はコレ!

・わかめ、ひじき、昆布などの海草類
・青菜類、ごぼうや人参などの野菜
・ジャガイモや里芋などの芋類

こうした食べ物は、尿をアルカリ性にして、尿酸値を下げる効果があります。尿酸、は、文字どおり「酸性」ですから、「アルカリ性」の食べ物をとって、バランスをとります。

痛風に「悪い食べ物」とは

痛風に悪い食べ物

痛風に良い食べ物とは、真逆にあるのが「ダメな食品」ですね。メタボになりそうな献立そのものに問題があります。また、よく言われるように、プリン体が多いものも、やはり避けた方が良いでしょう。

▼痛風を悪くする食べ物はコレ!

・プリン体を多く含むアルコール類(ビールなど)
・肝系(レバーなど)
・乾物類(乾燥しいたけなど)

「痛風の原因」と断定できる食べ物はない!

確かにプリン体が多い食べ物を、大量に摂取するのは痛風には良くありません。海草類は、カロリーも低く、お勧めできる食べ物ですが、だからといって、海藻を食べていれば、痛風にならないというものでもありません。

ところで、健康食品の代表とも言える「納豆」ですが、実は痛風には良くない、と言います。これは、納豆がプリン体を多く含んでいるからです。

ただ、納豆はビールなどが含むプリン体と比べると、かなり低めで、一時期、噂にのぼったほど、気をつける食品ではないようです。納豆を毎食、2パックも3パックも食べる人もいないでしょうから、普通に食べている分には全く問題ありません。

納豆に限りませんが、時々、「痛風にはこの食べ物はダメ!」あるいは「痛風に絶対にコレが効く!」と、一種の「痛風治療の食べ物ブーム」があるんですね。ただ、あまりこうした噂には、踊らされないようにしましょう。なんでもそうですが、「適量」であるのが重要です。レバーもプリン体が多い食べ物ですが、たまにレバニラ炒めを食べたからといって、それですぐに痛風の発作が起きるわけではないのですから。

痛風に大事なのは「バランスの良い食事」

そして、これは痛風に限らないでしょうが、すべての病気において、「栄養バランスの良い食事・献立」が重要とされています。

しかし、「バランスの良い食事」こそ、曖昧でわかりづらいですね?

なぜなら、人によってバランスの良い食事、が、違うからです。痛風になりやすいのは男性ですが、デスクワークの男性と、外回りの営業マン、さらには職人さんや大工さん、などでは消費カロリーも違います。炎天下の下、建築業に携わる男性が「海草類のみしか食べていない」のでは、逆に体調を崩すでしょう。1日中座りっぱなしでパソコンと格闘しているデスクワークの男性が、昼にトンカツ、途中でタバコを一服に缶コーヒーにポテトチップ、夜は生ビールに唐揚げ、チャーハンなんていう食事を毎日続けていれば、それこそ痛風になってしまいます。

・腹八分目

昔の人はわかりやすい事を言ったものですね。

食べ過ぎない、つまり暴飲暴食が一番痛風にとっても良くない食べ物、食べ方なのです。腹八分目、少し軽めに食事を摂るようにしましょう。

・肉より野菜を先に食べる

これも最近は浸透してきたようですが、まず、野菜を先に食べる事からはじめてみましょう。空腹時にいきなり唐揚げとフライドポテトでは、糖尿病の心配もあります。とりあえず、野菜から先に食べる。食事のバランスというより、野菜から摂る事で、自然とバランス良く食べる事ができます。

・難しいようならサプリメントの力を借りる

外食先では、仕事の取引先もいたり、自分の好きなものばかり、ついつい頼んでしまったり、なかなか「痛風に食べていいもの、悪いもの」を選択して、バランスをとるのも難しいかもしれません。また、痛風の発作を実際に起こしたときは

「もう絶対に暴飲暴食はしないぞ!」

と痛みにのたうちまわりながら決意するものですが、困った事に痛風というのは、痛みが一過性で、過ぎてしまうとケロリと治ってしまいます。実際には治ってはいないので再発する可能性が高いのですから、本当はこの後の治療こそ大事なのですが。

そこで、バランスの良い食事、を意識し、目指しつつも、同時にサプリメントの力を借りてみるのも良い方法です。サプリメントなら、持ち運びも簡単で、外食がある時も飲むだけです。もちろん、サプリメントを飲んでいるからといって、何でも、いくらでも、食べていいわけではありません。

しかし、サプリメントを飲むことで「気をつけよう」と意識できますね。さらに、「痛風に効く」口コミで有名になった白井田七のように、特に尿酸値を下げる効果が期待できるサプリメントならベストでしょう。

痛風治療の基本は「食事療法」「食事制限」

痛風とは、尿酸値が高くなる事で体の節々、特に足が腫れて強い痛みを感じます。尿酸値の上昇には、食事が大きく関係しています。ここでは痛風の発症を防ぐのに最も効果的で、なおかつ「家庭で出来る」食事制限や注意、具体的な献立とレシピも紹介します。

痛風に悪い食材一覧

プリン体が分解される時に「尿酸」が生成されます。そのため、プリン体を過剰に摂取しないのが重要です。痛風の一番の大敵と言われるプリン体の多い食材一覧です。

プリン体の多い食品

・レバーや心臓などの肉の「モツ・内蔵系」
・まぐろ
・いわしや鯵
・明太子
・貝類
・干物系(干し椎茸なども)
・鰹節

[プリン体食品と痛風における注意点]

ざっとあげただけでも、上記の食品があります。ところで、ここでよく考えて欲しいのです。プリン体を多く含んでいる食品といっても、大事なのは「食べ方」なんです。

そもそも鰹節はプリン体が多いのですが、毎日山ほど「鰹節」を食べる人がいるでしょうか? 貝類も要注意食品なのですが、1日3回「アサリとシジミを食べている」人もそういるとは思えません。

要するに、プリン体の多い食品は「頭の中に入れておき」「1日の摂取量など注意しておく」チェックマークつきのリストだと思いましょう。「お昼に明太子スパゲティを食べたから、夜はプリン体の多いものはやめておくか」と意識して注意するのがポイントです。

痛風にいい食事・悪い食事「プリン体だけが痛風の原因ではない」

痛風の原因になると言われるプリン体の多い食品、これらを避ける食事制限をすれば痛風の発作は起きないのでしょうか? 答えは「プリン体が多い食材を避けても、尿酸値が上がり痛風の発作が起きる事はある」です。

肥満も尿酸値が上がる原因のひとつです。内臓脂肪が増えたり肥満にならないように「健康的な食生活」の基本を押さえましょう。

痛風の食事制限のポイント

痛風にいい食事

「痛風に悪い食品」リストを手に、今夜の献立を考えるだけでは効果的な食事療法とは言えません。

(1)暴飲暴食を避ける
(2)バランス良く食事をする
(3)神経質になりすぎない

痛風を予防するにはバランス良い食事を心がけるのが一番です。一汁三菜、と、日本には古来から健康の基本となる食事の献立があります。お魚や肉で良質なタンパク質を摂取し、副菜でたっぷりと野菜を摂る。汁物でお腹を満腹にさせる。あるいは、彩りで見てもいいでしょう。お弁当なら「赤、緑、茶色、白」が基本です。炭水化物と野菜、エネルギー源となる惣菜が、見た目もバランス良く入っているのがいいのです。

ただ、あまりにプリン体の量を気にして食べる物を制限すると、逆にストレスがたまります。ストレスは尿酸値を高くすると言われています。なるべく普段から「腹八分目でバランスの良い食事」を心がけましょう。よく糖尿病では「3日単位で栄養分やカロリーを考える」と言われます。痛風でも、たまにゴージャスなランチや飲み会に参加して気分転換をするぐらいは大丈夫。神経質になりすぎず、「昨日は飲みすぎてしまったから、しばらく野菜中心のヘルシー献立にしよう」と考えればいいのです。平均的に見て正しい食生活を身に付けていきましょう。

痛風に良い献立(レシピあり)と悪い献立例
痛風に良い献立[簡単3ステップレシピ]

・鶏胸肉のツルンとさっぱり☆わかめとネギ添え

1:鶏胸肉はそぎ切りにして片栗粉をうすくまぶします。
2:沸騰したお湯にいれてさっと茹でて冷やします
3:わかめとネギをそえて、ポン酢+少量のラー油をかけてどうぞ。

・かぼちゃの煮物

1:鍋にだし汁と醤油、みりん、砂糖少々を入れます
2:かぼちゃを食べやすい大きさに切ったら鍋に投入
3:いったん軽く沸騰させてアクをとったらコトコトと炊きます。

・小松菜のひきわり納豆和え

1:小松菜はざく切りにしてさっと茹でます。
2:ひきわり納豆を小松菜の上にのせます
3:お酢+醤油+ごま油少量をかけます。

・しめじとえのきだけのみそ汁

*尿酸というぐらいなので「酸化」に対抗できる「アルカリ度」の高い食材を利用しています。わかめなどの海草類やきのこ類は低カロリーで、肥満対策にも向いています。「納豆はプリン体が多いので痛風に良くない」という話題が一時期出ていました。実際に納豆のプリン体は少なくはないのですが、「特に高い」方ではありません。それよりも血栓を溶かしてくれるナットウキナーゼの働きもあり、適度に食べる分には痛風には効果的です。

痛風に悪い献立

・レバー揚げ
・干し椎茸と厚揚げの煮物
・いわし干物
・鰹の刺身
・ビール

*居酒屋あたりで頼みそうな「おつまみ」とビールですね。プリン体が非常に多い食品ばかりが並び、それに加えてビールとなると「痛風予備軍」にとっては良くない選択です。居酒屋で外食だったら、次のような「おつまみ」がお勧めです。

・ひじきの煮物
・板わさ(かまぼこ)
・冷やしトマト
・アスパラベーコン巻き
・漬け物盛り合せ

*こんな感じだといいでしょう。ビールはプリン体が多いから「焼酎にしよう」という人も、適量を守って下さい。実は他のアルコールも、体内でアルコール分解をされる時にプリン体が生成されるので「飲み過ぎ」はいけません。