更年期障害。それは、ある日を境にやってくるわけではありません。ふと気づくと「毎日いらいらしている」「ふいに胸から首にかけて大量の汗をかく」「突然くる動悸やめまい」そして耐え難い不安感まで・・・なった人にしかわからない、それが更年期障害です。

更年期障害は、誰にでも起こりうるもの。そして、そのあらゆる症状は緩和させる事ができる、治せる方法があるのです。

難しすぎる医学的な論説は必要なく、かといって簡単な説明では納得できない。「読めばわかる更年期障害のすべて」を目指して、まとめてみたものです。ぜひ、参考にしてみて下さい。

――目次――

1. 更年期障害とは~知っておきたい更年期の基本~
  1-1. 更年期障害の症状
  1-2. 更年期はいつから?いつまで?
  1-3. 更年期と生理の関係

2. 更年期「めまい・暑い・頭痛・汗・動悸」症状例
  2-1. [更年期]のぼせ、ホットフラッシュ、大量の汗、暑さ
  2-2. [更年期]いきなり襲う動悸・不整脈
  2-3. [更年期]めまいと頭痛
  2-4. [更年期]怠い、やる気が出ない
  2-5. [更年期]なんとなく全てが不調――うつ病まで

3. 更年期に「効く・効果的」と言われる治療or緩和方法
  3-1. 婦人科・病院での診察と治療
  3-2. 更年期障害の市販薬として有名な「命の母」は?
  3-3. 更年期障害の為のサプリメント効果
  3-4. 自律神経のバランスを整える
  3-5. 意識が大切「女性として終わった」のではない!
  3-6. 家族・周囲の理解と協力

4. 更年期障害とホルモン治療を詳しく解説
  4-1. ホルモン補充療法(HRT)

5. 更年期障害になったら「病院」「治療薬」「サプリメント」はどう選ぶ?
  5-1. [症状別]更年期と思ったら行くべき病院
  5-2. 更年期障害に効果のある治療薬は
  5-3. 自分で治す更年期障害とサプリメントの効用

6. 男性にもある更年期「理解してほしい」
  6-1. 男性の更年期の特徴
  6-2. 「理解してほしい」男性の更年期障害

7. 更年期障害「私はこれで乗り越えた!」口コミ体験談
  7-1. サプリメントと趣味が更年期をやり過ごすコツ
  7-2. 「更年期でうつ病になっていたかも」夫の理解で立ち直る
  7-3. 「更年期障害」は誰にでもありえると楽観的に受け止めて

更年期障害とは~知っておきたい更年期の基本~

女性なら、40歳代を前後に急に「更年期」の話題が多くなります。ちょっとした体の不調から「まさか?更年期?」「そういえば最後の生理は?」あいまいに悩む前に、まず最初に更年期について最低限知っておきたい基本を解説します。

更年期障害の症状

更年期障害の症状をセルフチェック

□大汗・ホットフラッシュ
□ほてり
□のぼせ
□しびれ
□動悸や胸、心臓あたりの痛み
□めまい、ふらつき、耳鳴り
□頭痛、偏頭痛
□不眠
□眠気
□肥満
□倦怠感、疲れがとれない、起き上がれない
□むくみ
□抜毛、薄毛
□いらいら、攻撃的になる
□胃痛、お腹の不調

こうして挙げてみると、ほとんどの「体の不調」=「更年期障害の症状」とも言えます。また、多くの人が1つの症状だけでなく、2~3つ同時にあらわれているようです。ちなみに、更年期の症状全てを網羅すると300は越えるそうです。

▼更年期障害のセルフチェック方法

・年齢が40歳~
・生理の間隔が乱れている、あるいは既に半年以上ない
その上で、上記の症状のひとつでもあてはまるとしたら更年期障害かもしれません。

しかし「この症状が出ていたら、あなたは更年期障害」と断言できるものがないのも事実です。頭痛は別の病気が原因かもしれないし、めまいは一時的な疲れかもしれません。動悸は心臓に何らかの問題があるのかもしれません。それが更年期障害の難しさでもあります。

詳しいセルフチェック方法はこちら→[痛風]セルフチェックの方法と初期症状の対処法

更年期はいつから?いつまで?

医学的には「閉経をはさんで前後5年」が更年期です。
実際には、更年期は40歳代半ばで始まる人が多く、50歳代がピークのようです。更年期の期間は、半年から数年と幅広く、中には10年以上悩まされている人もいます。

いっぽうで、「更年期?全然ないけど?」という女性もいます。更年期障害は多くの女性の悩みですが、実際にはすべての女性が更年期障害を患うわけではありません。

▼「更年期」と「更年期障害」は違う

ここでも省略して「更年期」と簡単に書いてしまっているのですが、「更年期」と「更年期障害」は違います。

・更年期=閉経前後10年間を指す
・更年期障害=その更年期の期間に、普段の生活に支障をきたし、治療が必要な症状がある

更年期だから、更年期障害になる、というわけではありません。また、正確に言えば「なんとなくイライラする」「たまに頭痛がするけど、更年期のせいかしら」というのは、更年期障害とは定義されていません。

[更年期障害の定義]
・更年期になってあらわれた症状
・他の病気など明らかな原因がない
・日常の生活に支障がある程重症で、治療の必要がある

とはいえ、実生活ではどうでしょう。実感としては、疲れやすくなったり、寝ているとビックリするぐらい汗をかいて起きてしまう。こんな事が続くと、かなり不快です。病院に行く程ではないけれど、「これが更年期障害か」と思うのはよくあります。ここでは医学的な定義にこだわらず、誰でも思う「更年期障害」として、取り上げていきます。

▼どれぐらいの女性が更年期障害になっているのか

ここ数年のデータでは、更年期の女性の約70%が何らかの「不快な更年期特有の症状」を感じています。ただ、症状の状態は個人差があります。例えば「ちょっと前よりはイライラしやすいかな」という程度の人もいれば、「寝込んでしまい、起き上がれない」という重症の人もいます。

この70%の女性のうち30%程度が医療機関で受診が必要な、本来の「更年期障害」です。
簡単に言えば、「45歳の女性4人で食事をしていれば」その内のひとりは更年期障害に悩まされている―これはかなりの割合です。更年期障害は多くの女性の悩みの種となっています。

更年期と生理の関係

女性の更年期は「閉経」がキーワードです。

・閉経とは=生理が1年以上ない

生理が順調にきていた健康な女性でも、40歳をすぎた辺りから、たった2週間で次の生理がきて驚く事があります。かと思うと3ヶ月ぐらいなかったり、いきなり生理の間隔が乱れるようになります。また、一時期「びっくりするぐらい大量になった」、そして「たった1日で生理が終わってしまった」と、その量や日数にも変化があらわれます。

だいたい、こうした「閉経前の変化」がある程度続いた後、徐々に生理がこない間隔が長くなります。ある時「あれ?そういえば、もう1年以上ナプキン買ってない!」と気づくでしょう。

では、閉経前後になぜ「更年期障害の不快な症状」が出るのでしょうか?

更年期障害はなぜ起きるのか?

年齢と共に衰えてくるのが、女性の卵巣機能です。卵巣機能が低下すると、脳が「女性ホルモンをもっと作って!」と命令を出しても、機能が低下している為に作れなくなってきます。

「作れ」と言われ、作りたくても作れない、この女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量がポイントです。エストロゲンが閉経前後に一気に減ると、体も急激な変化に対応しきれずに様々な不調が噴出するのです。

エストロゲンが減ると、自律神経のコントロールが難しくなります。そこで、例えば「のぼせ、汗、動悸、めまい」といった自律神経失調症状が発症します。そこからまた、神経的な症状(いらいら、不安感)、不眠症なども引き起こされます。

更年期「めまい・暑い・頭痛・汗・動悸」症状例

更年期「めまい・暑い・頭痛・汗・動悸」症状例

更年期障害でも、多くの人がなりやすい、また悩まされている症状をより詳しく説明します。もしかしたら更年期障害?と思った人も、詳しい症状を見て思い当たる節があるかもしれません。その後の「更年期に効く、効果的と言われる緩和方法」もぜひ参考にして下さい。

[更年期]ホットフラッシュ、大量の汗、暑さ、のぼせ

・症状:冬でも暑く感じる。全身に汗をかく。夜中に胸から首にかけて大量の汗をかき起きてしまう。突然カッと頭に血が登るような感じ。何でもない時に周囲の人に気づかれるぐらい汗をかく。湯あたりしたように、ボーッとのぼせる。

「ホットフラッシュ」は、多くの更年期女性が経験しています。汗をかくぐらい、たいした事ではないと思うかもしれません。外出先でシャツを濡らすぐらい汗をかいたり、そのせいで「かゆみ」なども引き起こす事もあります。額から汗が落ちたり、真向かいに座った人が「どうしたの?そんなに暑い?」と首をかしげるなど、特に会社勤めの人は「仕事にも支障をきたす」と悩むケースが多いようです。他にも冬でもひどく暑く感じたり、頭がぼーっとなり「のぼせたような症状」を起こす人もいます。

[更年期]いきなり襲う動悸

・症状:突然、心臓がドキドキする。いきなり、ビクビクっと心臓のあたりが波打つ感じで、倒れるのではないかと一瞬驚く。たいして動いていないのに動悸が激しくなり不安感が増す。動悸とともに手足がしびれたように思える。

動悸も比較的多い症状のひとつです。動悸だけでなく、胸の辺りが痛むとか、心臓のドクドクした感じが強く響くといった抽象的な「不安」を訴える場合もあります。心臓に関するだけに、特に「倒れるのではないか」という心配が大きくなりがちです。これがきっかけで、神経症に繋がるケースも見受けられます。また、動悸と同時に「しびれ」を感じる人もいます。

[更年期]めまいと頭痛

・症状:起きた瞬間にクラっとする。普通に歩いていたのに、なぜかグルグルと目が回る感じがしてくる。重い、どんよりとした頭痛が起きる。頭痛薬を手放せない。あれ、なんかヘン?と思うと軽い頭痛があり、それがひどくなる。

更年期に限らず、年齢と共に体の不調として「胃痛・頭痛」はありがちなので、逆に「更年期障害」と思わない場合もあるようです。しかし、これまでほとんど頭痛に悩まされてなかったのに、閉経前後から「めまい」「頭痛」が起きた人は更年期障害の疑いがあります。

[更年期]怠い、やる気が出ない

・症状:夫や子どもを送り出してしまうと、急にやる気がなくなる。体のだるさが取れない。気づくとソファに坐りこみ、立ち上がる気力が出ない。最低限の家事しかできない。外出したり、外食したいという欲求が生まれてこない。いつも眠い。

こうした「怠け者」に見える症状は、周囲に理解されづらいので辛いという人が多いのが特徴です。本人は「さぁ。たまっていた家事をしよう」と思っているけど、ソファから立ち上がれない。気持ちと行動が、かけ離れてしまい、だんだんと症状が酷くなる傾向もあります。〝旅行の計画〟〝外食の予定〟楽しいはずのプランに対しても、行きたい気持ちは最初あるのに、いざ日程が近づくと面倒になります。家を出るのが不安になったり、「どうでもいいか」と感じてしまうようなケースも珍しくありません。

[更年期]なんとなく全てが不調――うつ病まで

・症状:上記と似ているのですが、加えて、頭痛もあったり、寝付きが悪くなったり、何かの拍子にしびれや息苦しさを感じる。ひどい肩こりや、足のむくみなどがみられる。総じて「どこもかしこも、今ひとつ」で、元気になれない。いつ、どんな時、と特定できない場合も多い。中には吐き気や胃痛など、「万が一、外でなったら」と思うと外出する気が失せてしまうような事もある。

更年期障害がきっかけで自律神経失調がひどくなり、うつ病になる場合もないわけではありません。うつ病と診断される場合には、これは心療内科なり精神科なり、きちんとした医師のもとで治療が必要となります。ところが家族など、周囲にいる人はその予兆を感じとれず、あるいは「更年期でしょ」と受け流してしまう事もあります。深刻なうつ病の症状が出て、初めて慌てて病院へ連れていく、というケースもよくあります。

更年期の症状は最初に記したように、全て挙げていくと300種類以上あると言われています。しかし大事なのは、こうした症状が出はじめた時に「もしかしたら更年期障害かしら?」と疑う事です。早いうちに気づき、対応するのが大事なのです。

「更年期障害も風邪と一緒」とある医師が言っています。

つまり、誰にでもよくある症状で、軽いうちなら自然と治る。風邪をひかないようにマスクや手洗いをするのと同じく、予防も大事。風邪のひきはじめにゆっくり休めば治りが早い。でも、放っておくと、時には肺炎をおこし、「風邪は万病のもと」と言われる所以である、と。同じく更年期障害も、なるべく軽いうちに、あるいは「更年期障害かも?」と思った時点で対応していけば、あまり重くならずにすむかもしれません。一過性のものとして、やがて過ぎていってしまうでしょう。

更年期障害は、「いずれ治る」症状です。時間が過ぎるとともに、自然治癒してしまう人もいます。でも「更年期障害の最中」が辛く、やり過ごせないまま悪化させてしまう人も多くいます。

更年期に「効く・効果的」と言われる緩和方法

更年期に「効く・効果的」と言われる緩和方法

更年期障害の辛い症状、これを緩和する方法はあるのでしょうか? 病院での診療方法や根本的なホルモン治療から、誰でも出来る簡単な対処方法まで、まとめてみました。

婦人科・病院での診察と治療

更年期障害かな?と思ったら、1度はとにかく病院で診察を受けましょう。これは、感じている症状の原因が他にないか、きちんと確かめておく為です。例えば頭痛ですが、他の病気が原因かもしれません。中年以降の激しい頭痛・動悸・しびれなども、他の病気が隠れているかもしれないのでまずは診察をします。

▼更年期かな?と思ったら、最初の受診方法は

・総合病院で、「更年期のようにも思えるけど、めまいがひどく、たまに吐き気もします」と具体的に伝えて、どの科に行けばよいか指示してもらいましょう。多くの場合、それぞれの専門科で他の病気がないか精密検査をします。その後「他に要因がない」と判断されると婦人科へ回されると思います。

▼婦人科での治療

「生活に支障をきたす」更年期障害となると、婦人科でホルモン治療を勧められるでしょう。ホルモン補充療法で「HRT」と言います。更年期障害の判断自体は比較的簡単なのですが(女性ホルモンの数値を調べればわかる)、ここからが重要です。

・ホルモン治療を受けるか
・しばらく漢方薬やサプリメントなどで対処して様子を見るか
・自律神経の問題なら、自力で対応してみるか

担当医によって、かなり考え方も違います。よく「病院のはしご」は、良くないと言われます。ただ、更年期障害については、先生と自分との相性や、考えが一致した方がうまくいきます。ですから総合病院で他に病気が隠れていないか検査した後は、その病院の婦人科を受診した上で自分なりに対処方法を決めていきましょう。必要に応じて、同じ婦人科でも「更年期障害に強い」専門医のいる所を選んだり、場合によってはアンチエイジングのような美容外科系の方が更年期障害を丁寧に診てくれる場合もあります。「自分で納得して治療法を選ぶ」のが大切です。

更年期障害の市販薬として有名な「命の母」は?

更年期といえば、命の母、それこそ母親世代からも、聞いた事があるのではないでしょうか。それだけ、昔から「手軽に飲める栄養剤や補助食品」で、辛い更年期症状を解消していた証ですね。ひと昔前までは、命の母に助けられたという女性も多かった事でしょう。ちなみに〝命の母〟はサプリメントではなく、医薬品です。服用方法をきちんと守るようにしましょう。

更年期障害の為のサプリメント効果

「更年期 サプリメント」で検索すると、次々とサプリメントがヒットします。サプリメントは薬ではありません。補助的に使うものです。更年期障害の辛い症状を緩和する為に、サプリメントを上手に利用すると過ごしやすくなるでしょう。

▼[サプリメントに含まれているか?]更年期障害に効果があると言われる成分

・高麗人参 自律神経を整える
・ローヤルゼリー ホルモンバランスの調整
・プラセンタ 女性ホルモンの調整
・サポニン 精神安定 中枢神経抑制作用 血の巡りを良くする
 *特に更年期障害に効果があるので最近注目が集まっている
・アミノ酸 全体的な体のバランスを整える
・ビタミンCやE 体調を基本的に整える

▼サプリメントで更年期障害は治る?緩和する?

サプリメントも合う、合わないがあるでしょう。でも、手軽に摂取できて安全なものであれば、試してみる価値はあります。と、言うのも、更年期障害の多くが「なんとなく不調」――あいまいな症状が多いからです。サプリメントでは、自律神経や女性ホルモンを整えたり、体内から不調を治す効果が期待できます。サプリメントだけで「更年期障害が完治する」のではなく、「症状が軽くなる、暮らしやすくなる」この第一歩が重要です。

更年期障害は、「あれ、良くなってきたかも?」「なんか前よりはいいわ」と思えば、そこからは「気持ちの力」が大きく影響し、上手に更年期障害とつき合ってやり過ごす方法が見つかります。更年期障害は、「ゴール」のある病気です。いつか必ず、抜け出せます。ですから、症状の状態によっては根本的な治療をせずとも「うまくつき合っていく」「やり過ごす」のも、ひとつの方法です。サプリメントは「更年期障害をやり過ごす」ためのお手伝いをしてくれる、手軽な緩和方法のひとつに数えられます。

▼漢方薬の効果が取り入れやすい[和漢サプリ]に注目

「サプリって本当に効くのかな?」と思う人でも、「和漢サプリなら」と取り入れている人は多いようです。
その理由は、漢方薬の効果が期待できるから。

前述の通り、更年期障害のサプリメントによく配合されている「高麗人参」は漢方薬の一種です。もちろんサプリではなく、漢方薬として高麗人参を取り入れる方法もあります。その場合は、漢方薬専門の薬局へ行けば、個人の症状に合わせて漢方薬を調整してくれます。

総合病院の医師でも、漢方薬を調剤してくれる場合もあります。いずれにしても、漢方薬そのものを服用して更年期障害の改善をしたいのなら、「信頼できる漢方医、漢方に詳しい医師や薬剤師」との出会いが必要です。

ただ漢方は高いですし、飲みづらいといった面から継続して取り続けることが難しい場合も多いようです。また、信頼できる漢方医のいる薬局を探すのも大変です。

そこで活躍してくれるのが、高麗人参が入った和漢サプリです。
高麗人参が入ったサプリはたくさんありますが、最近では「サポニン」という成分が入ったサプリが注目されています。高麗人参は昔から効能がうたわれていますが、「サポニン」はそんな高麗人参の7倍のパワーがあると言われ、俗に言う「滋養強壮」そして精神の安定や中枢神経を整える働きもあるそうです。漢方薬よりも手軽に購入できるので、そうした和漢サプリを試しに服用してみるのも良い方法です。

『高麗人参+サポニンのWパワー』なんていうサプリメント(→白井田七)もあるので、サプリを試してみたいという場合はチェックしてみてください。

自律神経のバランスを整える

病院や薬のお世話にならず、上手に「更年期障害」をやり過ごす方法として、自律神経を整える努力をしてみましょう。

・食事のバランスに気をつけ、暴飲暴食をしない
・しっかりと充分な睡眠をとる
・適度な運動をする

健康維持の為の基本ですね。

ただ、問題はこれらが守れないから、体調不良になるという現実です。実際の生活では、仕事上のお付き合いや運動する環境がないといった面もあるでしょう。

それでも日頃から「予防策」として、元気なうちや体調が良い時は、基本的な健康維持の方法を努力して行いたいですね。特に

「1日のリズムを作る」

のは大切と言われています。朝、太陽をあびて起きて、きちんと朝食を取る。昼ご飯をとり、適度に運動をし、楽しく夕飯を頂く。そして、11時前には就寝する。シフト勤務の人が自律神経失調症になりやすいのは、毎日のリズムが一定しないのも原因のひとつです。

更年期障害では、例えば「起き上がる気力がない」のに無理をしてまで「1日のリズム」を作る必要はありません。でも、まだその段階にない状態で「なんとなく体が重い」「調子が今ひとつ」といった程度でしたら、意識して生活するだけでも体調に変化が現れる期待大です。

意識が大切「女性として終わった」のではない!

その「意識」も更年期障害の女性にとって、大きなポイントです。生理が終わる=女性として終わる、こう思った途端に非常にネガティブな思考に陥りがちです。どこかで「終わったな」と感じ、「どうでもいいや」というあきらめを生みます。それが無気力につながるのでしょう。

そもそも「更年期」という言葉を、日本の女性は「老化現象」のように捉えすぎだと思いませんか? 生理がなくなっても、更年期になっても、女性である事に変わりはありません。女性ホルモンが少なくなったから、男性になるわけでも「ただのオバチャン」になるのでもありません。年齢と共に起こる体の変化のひとつに過ぎません。面倒な生理がなくなり、ここからが「もうひとつの女性としてのステップ」だと前向きに考えたいですね。

更年期障害の根本的治療とは違うのですが、

・好きな趣味に没頭する
・アイドルや映画など憧れたり夢中になれるものを持つ
・疑似恋愛をする

疑似恋愛は言い換えると
・例えばクラス会で昔の恋人と話をする
・会社の若い男性もまじえて飲み会に参加してみる
・夫とたまには雰囲気のあるデートをする
そんな「女性らしさを意識できる時間」を持つという事です。

そんなコトで!? と思うかもしれませんが、意外に大きいのが、こうした「気持ちの持ちよう」なのです。前向きに捉えることで、例えば「ホルモン治療を受けて不快な症状をさっさと治そう」「サプリメントで体調を整えて新しくヨガのクラスに通ってみよう」と、更年期障害に向かって積極的に対応しようという「気力」が生まれます。更年期障害に「どっぷり浸かってしまい、おぼれてしまう」のが一番怖いのですから。

家族・周囲の理解と協力

更年期障害では、特に家族の理解は重要です。

「だんだんと更年期の症状が酷くなって、朝も起きられず、朝食の準備もできない日が続いた。最初の数日は夫や子どもも心配してくれたが、そのうち、だらけてるとか、こっちは仕事してるのに病気でもないクセに寝ているだけか、と言われるようになって、本当にうつ病になってしまった」

これは、実際にあった話です。「胃潰瘍になって入院、手術」となったら家族は誰でも心配するのに、同じようにストレスが原因で更年期の症状が酷くなったとしても、家族はいっこうに心配してくれません。それどころか愚痴や当てつけのような文句を言うかもしれません。これでは、ハッキリしない不快な症状に悩まされる更年期の女性は、いたたまれません。「症状」とつくのは、れっきとした病気です。更年期障害も、症状がひどくなれば治療の必要な病気なのです。

夫婦ならまず夫に、一人暮らしなら身内や身近な人に、会社勤めなら同年代の女性の同僚などに、打ち明けて説明しましょう。「それは辛いね」「大変だね、少しでも家事はやるように協力するよ」と言われるだけでも、精神的な苦痛が違います。

更年期障害とホルモン治療を詳しく解説

更年期障害とホルモン治療を詳しく解説

さて、更年期障害と気持ちの問題、緩和の方法などを紹介しました。さらに、根本的な治療と言えるホルモン補充療法について、ここで少し解説しておきます。

ホルモン補充療法(HRT)

ごく簡単に言えば、少なくなる一方の「女性ホルモン、エストロゲン」を、外から補充してあげる治療法です。そもそもの更年期障害の原因が「エストロゲンの減少」ですから、これを増やしてあげれば劇的に症状が緩和する、解消する場合があります。

▼具体的な治療法

・エストロゲン、プロゲステロン(黄体ホルモン)を飲み薬で服用する
・エストロゲン、プロゲステロンを貼り薬や塗り薬で体内に浸透させる

▼HRTの副作用

ホルモン治療で最も心配なのが、副作用です。体に影響のある副作用だけでなく、

・不正出血
・お腹のハリ
・吐き気
・乳房の張りや痛みなど

こういった症状が出る人は多いようです。また、乳がんの危険性が一時期、取り沙汰された事もありますね。

ホルモン治療は、これで「一気にラクになった」という人も多くいます。同時に副作用というか、同時に起きてしまう不快な症状に耐えられないという人もいるようです。ホルモン治療自体があまり効果がないタイプの更年期障害もあります。

いきなりホルモン治療に頼るよりは、サプリメントや和漢、漢方薬などで体内を整えるほうがいいかもしれません。できれば周囲の協力を得て、前向きに「更年期障害」と付き合いながら「やり過ごす」のが良策です。

その上で、辛くて耐え難い症状や、病院の検査で明らかにホルモン治療によって改善されるだろうと言われる症状であれば、迷いなくチャレンジするべきだとも思います。

更年期障害になったら「病院」「治療薬」「サプリメント」はどう選ぶ?

更年期障害になったら「病院」「治療薬」「サプリメント」はどう選ぶ?

更年期障害について、いろいろと書いてきました。今度は「どんな病院へ行けばいいの?」「どういう薬があるの?」「実際に効果のあったサプリメントは?」――具体的に紹介していきます。

[症状別]更年期と思ったら行くべき病院

▼激しい動悸、頭痛、胃痛などがある

→大規模総合病院
・大学付属病院
・慈恵医大、東大病院など

「なんとなく不調」ではなく、明らかな痛みがある場合や、寝込む・発熱する・記憶が飛ぶ、急激に体重が増えるまたは減る、といった状況の場合には大規模な総合病院がベスト。精密検査ができて各専科の医師が揃う病院で、まず「更年期障害ではない、他の大きな病気にかかっていないか」を確認するのが先決。

▼中度の更年期障害の症状(ホットフラッシュや動悸、不安感、自律神経失調など)

→更年期障害専門医のいる病院
・聖路加病院(女性総合診療部)
・宮益坂メリーレディースクリニック
・山王メディカルセンター女性医療センター

日本女性医学学会(旧・日本更年期医学会)のサイトに掲載されている病院などが安心です。また総合病院や大学病院でも、「更年期に詳しい先生はいますか?」と電話で問い合わせ、日程を聞いて診察を受ける方が良いでしょう。一般的には「子どもを産む施設が充実している〝産婦人科〟」よりも「婦人科治療を専門としている病院」の方が、更年期障害治療の症例を豊富に持っており、通いやすいというメリットもあります。

▼気分や精神的なダウンが強い症状(無気力や激しいイライラなど)

→心療内科や精神科

周囲が気づく程の精神的な変化が大きい場合には、更年期の症状に理解や認識のある医師がいる精神科などを探しましょう。ひとりで行こう、と考えているなら、何となく「精神科」は敷居が高いと感じるでしょう。それなら、やはり総合病院の「心療内科」がいいかもしれません。心療内科と婦人科と連携して、更年期障害に対応してくれるでしょう。

▼お金がかかっても充分なケアと個人的な相談をしたい

→アンチエイジング系のクリニック

意外な感じもしますが、アンチエイジングや美容の点滴治療などを行っているクリニックでも、ホルモン治療をはじめとした「更年期障害」治療をしています。保険が適用されない治療法であったり、クリニックは評判の差が大きいので病院選びは慎重に行いましょう。でも、自分に合う医師がいれば個人に合わせた丁寧な診療をしてくれるので、こうした個人クリニックを口コミなどから探すのもあり、だと思います。ただし高額な治療になる可能性は高いでしょう。

・ホルモン補充の薬
プレマリン錠やエストラジオールなど

・薬物療法
睡眠導入剤や抗うつ剤、抗不安剤など

病院で処方されるとすれば、主にホルモン治療の薬です。エストロゲンなどの処方がでたら、医師の指導通りに飲んで下さい。

また、漢方薬系が処方される場合もあります。気分の問題が大きい時には、精神安定剤、抗うつ剤などが処方される事もあります。いずれにしても病院で診察を受けて、処方された薬を規定通り飲む事が大事です。

自分で治す更年期障害とサプリメントの効用

少しずつ、運動や食事も見直しながら、適度に休息も取り入れます。サプリメントで体内から、ホルモンの不調を整えていきます。体調管理をうまくやりながら「更年期障害をやりすごす」のに、サプリメントは大きな助けとなるでしょう。

実際に多くの女性が病院に通わなくても、こうしたサプリや生活習慣の見直しと周囲の理解などで、体調が上向きになるようです。いきなりホルモン治療を受けるのは不安な人や、なるべく「薬には頼りたくない」人向けに、更年期障害に効果的と言われるサプリメントを挙げておきます。

・白井田七
高麗人参の7倍もの効果があると言われる「サポニン」が豊富に含まれるサプリメント。サポニンは女性ホルモン等の分泌を活発にしたり、副交感神経に働きかけます。ホットフラッシュや焦燥感、イライラなどに対する効果が期待できます。更年期障害についても、これを飲んで軽減したという口コミが多いようです。

・高麗美人
白井田七のほうがサポニンは豊富です。ただ高麗美人は、漢方系のサプリメントとしては比較的安いので試しやすいと思います。

・DHCマカ
最近、特に更年期障害のサプリとして話題になっているのが「マカ」です。女性ホルモンのバランスを調整してくれる効果があるのでは、と言われています。

・命の母
更年期障害のクスリといえばコレ。ちなみに命の母は、サプリメントではなく、医薬品になります。用法用量を厳守するのが大切です。

男性にもある更年期「理解してほしい」

男性にもある更年期「理解してほしい」

ここで少し話題を変えるようですが、実は更年期って、男性にもあるのをご存知でしたでしょうか? もしかして、あなたの夫が「最近やけにイライラしている」「なんだか夜眠れないみたい」なんて状況でしたら、ご主人の年齢を考えてみて下さい。もしかしたら、男性の更年期障害かもしれません。

男性の更年期の特徴

男性の更年期障害は、「LOH症候群」とも言われます。女性の更年期に女性ホルモンが影響するように、男性の場合は男性ホルモン「テストステロン」が影響して起こります。男性ホルモンが年齢と共に少なくなると、

・性欲減退
・ED

といった症状を思い浮かべるのですが、実は最も多いのが

・気力がなくなる
・集中力がなくなる
・不眠
・不安や焦燥感

といった、不安定な精神状態なんです。

もうひとつ、女性の更年期障害との大きな違いは、「更年期」の期間がわかりづらい所です。女性の場合は、「閉経」という明らかにわかりやすい「女性ホルモンが一気に減る時期」があります。ですが、男性の場合は男性ホルモンが急激に低下するというより、徐々に減っていき、一部の男性にはその体の変化が「体調の変化」として現れるという事です。

「理解してほしい」男性の更年期障害

男性の更年期障害は、日本では女性の更年期障害ほど知られていません。男性自身がほとんど「男性の更年期」について語る事もないので、単純に「疲れているから」「ストレスのせいだ」と片付けがちです。

特に男性の更年期障害は、我慢強い人や忍耐力のある人、仕事ができる人などに強く現れる場合があります。

50歳の女性が3人集まれば、更年期の話題にもなるでしょうが、男性の場合はそうそう「オレ、更年期かな」などと話せる機会はありません。どこに相談していいかもわからないでしょうし、そもそも「自分が更年期かも」などと考えてもいないでしょう。

家族、特に奥さんは、夫にそうした兆候が見られた時には「男性にも更年期があるんだって」と軽く話題に触れてみましょう。あまりしつこく聞かず、本人も「そういうのがあるんだ」とわかれば、自分で調べてみる事でしょう。サプリメントは男性の更年期にも効果があります。さりげなく、夫に「薬ではなくて、栄養剤みたいなものだよ」と勧めてみてもいいかもしれません。

ちなみに男性の更年期障害の場合、総合病院で指摘されないケースもあります。できれば、LOH症候群の専門医がいる病院や男性更年期の外来がある病院を探しましょう。

更年期障害「私はこれで乗り越えた!」口コミ体験談

更年期障害「私はこれで乗り越えた!」口コミ体験談

最後に、実際に「更年期障害」を抱え、それを自分なりの方法で乗り越えた人の体験談、口コミを紹介します。千差万別の「更年期障害」ですが、たった数例でも、それぞれの「更年期障害を乗り越えた」経験談はとても参考になると思います。

サプリメントと趣味が更年期をやり過ごすコツ

→Tさん(55歳/女性/独身・会社員)

ズバリ言います。私は48歳の時に「まさかの更年期!?」と感じたのですが、医者にかかる事なく、1年未満で更年期を乗り切りました。

私の更年期障害の症状は

・ホットフラッシュ
・足のむくみ
・めまい

でした。特に「めまい」が酷かったですね。なんでもない時に、フラっとくるんです。それからグルンと一回りするような感覚で、気持ち悪いときもありました。今思うと、当時はまだ、2ヶ月とか3ヶ月おきに短い生理があって、その直後に症状が現れていたと思います。

すぐに総合病院で検査をし「更年期の入りかけだね。実は更年期障害は閉経後より、そろそろ閉経かも、という移行時に症状が出やすい」と言われました。

〝めまいと耳鳴り〟〝のぼせ〟といった症状は、ある時突然きて、こない時はまったくこないのでした。

でも、「これが更年期障害なんだ」とわかり、それからは自我流ですが、更年期障害について調べた上で「気持ちが大事なんだ」と考えたんです。

ホルモン治療については、否定するつもりはありません。ただ、私としては、「加齢とともに減少していくのが当然の女性ホルモンを、わざわざ人工的に補充する」という考えに納得がいきませんでした。そこで、私なりに、

・グラつく精神を安定させる、ビタミンや栄養素の配合されたサプリメントを摂取する
・高タンパク低カロリーの良質な食事を摂る(でも、時に気分転換にグラマラスな外食やお酒を楽しむ!)
・更年期障害だけにとらわれないように、他に楽しい事を見つけて集中する

3つの事を念頭において、頑張りました。更年期障害の症状に波はありましたが、

・大好きな韓流ドラマを見る
・その「感想」をブログにあげる

この趣味に全神経を注ぎましたね(笑)

夢中になれるモノがあれば、精神の「ゆらぎ」が、なくなると思います。更年期障害は、確かに辛い症状もあります。でも、大部分が「気持ち」に左右されているようにも思えます。なので、薬剤師の友人に勧められた「白井田七」を飲みながら「これで、とにかく体調は安定する」と信じて過ごしました。さらに、大好きな韓流ドラマにのめり込み、時間を忘れて楽しむようにしました。

ホットフラッシュは、人前でも恥ずかしくなるぐらい汗をかきます。めまいは一瞬、そのまま倒れてしまうのでは、という不安が生まれます。耳鳴りもけっこうキツくて、それが頭痛を引き起こします。

今思うと、私の更年期障害は、けっこうヒドかったんですよ。
でも、楽しめる事があり、体調を支えてくれる白井田七があり、

だから大丈夫、

と思って乗り越えられたのだと思います。

体験談として、ひとつ、つけ加えておきますが、私の義姉は本当に更年期障害がヒドく、全く起き上がれなくなる程でした。彼女の場合、私よりも最初の更年期障害の兆候は、軽かったのです。でも、私の兄は警察官でシフト勤務、それにつき合って生活のリズムも大変だったでしょうし、一人娘は高校生でしたが、ちょっと反抗気味で色々と難しい面があったようです。

義姉の両親は早くに亡くなっており、実家は九州でしたので、身内や地元の友達のように何でも相談できる人も側にいなかったのかもしれません。

また、我が兄ながら、どこかで「たかだか更年期」と侮っていたのでは、と思います。私はいっそ、独身&一人暮らしだったので、「自分でどうにかせにゃならん」と覚悟が出来たんですよね。結婚していると、もしかしたら、お互いに相手のせいにしたり、子どもの世話をしなくてはと考え、無理をしすぎてしまうのかもしれません。

彼女は、一時期は精神科に入院し、途中からホルモン補充治療を受けました。副作用もあり、それはそれで大変だったようでした。でも専門医の治療で、2年程かけて完治しました。これほど酷い更年期障害もあまりないでしょうが、実際に、そういう人もいるのです。

もし、私が先にこの更年期の体験があれば、「更年期かも?」という最初の段階で義姉にアドバイスして悪化させる事もなかったかも、と残念に思います。

「うつ病になっていたかも」夫の理解とサプリメントで立ち直る

→Nさん(51歳/女性/主婦・子どもあり)

更年期障害の兆候は46歳の時にありました。
末っ子も高校生になって、子どもの世話もかからなくった頃です。夫は働き盛りで忙しく、専業主婦の私は家にいる時間が長くなりました。まず最初に、寝付きが悪くなりました。そしてようやく寝ると夜中にTシャツがぐっしょりとなるぐらい、汗をかいて起きてしまうようになりました。

それから寝起きも悪くなり、起きても怠くて怠くて・・・。リビングに移動してから、そのままソファでウトウトするようになりました。何とか朝食を準備し、お弁当を手渡し、夫と子どもが出かけると、倒れ込むようにベッドへ。

しまいには、朝も起きれなくなったのですが、子どもに

「ママ、怠け者だねー」

と言われ、

「勉強しろっていつも言うけど、ママの方が何もしてないじゃん」

などと突っ込まれ、途端に

「はぁ? ママの辛さがわからないのッ、あんた、ひとりで育ったような事言うんじゃないわよッ」

と、怒鳴り、すると子どもも

「やべー、更年期じゃん。おばさんだねぇ」

と、本当にわが子が、と思うようなデリカシーのない事を言うわけです。

後から考えると、たいした事でもなく、子どもは母親相手ですから、甘えて無意識に言っただけなのでしょう。でも、当時は受け流せず、

(なんでわが子なのに、わかってくれないの)
(夫も、私の状況を理解して子どもを怒ってくれればいいのに)
(本当に起き上がれないのに、どうしたらいいの)

蟻地獄にはまるように、どんどんと暗くなってしまいました。

しかし、あまりに私が寝込んだままなので、夫は自分の母親に私の状態を話したようなのです。義母はひどい更年期障害を経験していたので、すぐに私の症状を理解してくれて、夫に「私はお父さんに理解されなかったので、余計に酷くなった。あなたはこれは更年期なんだと理解してあげて」と言ってくれたそうです。

夫はそれ以降、私がウダウダと寝ていても不機嫌にはならず、あれこれ更年期について調べてくれたみたいです。子どもたちにも「ママに協力してあげないとな」と話してくれていました。そして、ある日、更年期に効く、というサプリメントを購入してきてくれたんです。「何か楽しい事を見つける気分転換が重要」と聞いて、それまで全く興味を示さなかった私の趣味である「美術館巡り」にも、自分から個展などを調べて、一緒に行こうと言ってくれたんです。

それでも、誘ってくれて嬉しかったのに、私は数回、計画をたてても外に出られませんでした。ただ、サプリメントを飲むうちに、怠さがなくなりました。それから、思い切って夫と出かけてみると、思ったよりも楽しく「このまま歳とって、何も楽しい事がないまま70とか80歳とかになるんだ」と変に思い込んでいたのが、ウソのようになくなりました。

途中から夫が更年期に理解を示してくれ、気遣ってくれた事が何よりの薬になったのだと思います。もし、夫が理解してくれなかったら、そのまま酷いうつ病になっていたかもしれません。また、実際に、血の巡りが良くなる。全身の怠さが解消される、そういうサプリメントを服用するのも、更年期障害には効果があると感じました。プラセボ効果、と、言いますが、「コレ飲めば起き上がれる、大丈夫」というお守りのようなものがあれば、だいぶラクになると思います。

更年期障害は生理がなくなる、つまり女性の性が否定されるような部分があるんです。だからこそ、側にいる男性である「夫」の対応によって、かなり更年期の症状の出方が違うのではないか、と、感じています。

「更年期障害」は誰にでもありえると楽観的に受け止めて

→Sさん(49歳/女性/主婦・金融会社正社員)

私は生理が止まったのが早く、42歳の時には半年以上、生理がない状態でした。既婚者ですが、子どもはおらず、某大手銀行のベテランとして働いていました。当時、たまたま「あのお局様が」みたいな私に関する噂を耳にしてから、自分の年齢を過剰に意識するようになったんです。

と、同時に、まずホットフラッシュが始まりました。
私は銀行でも中の方にいて、窓口の作業をサポートしたり、確認をします。ところが、突然くるんです。午前中だろうが昼ご飯の直後であろうが、帰り間際であろうが、いきなりドっと汗をかくんですよ。首の後ろあたりから、汗がしたたり流れて、顔が真っ赤になるような感じを覚えました。

それを、周囲に気づかれたらと思うと不安は極まりなく、しまいには「いつ汗が大量に出るかわからない」と最初はタオルハンカチだったのに、手拭いと小さめのバスタオルまで側においていないと不安になるようになってしまいました。

それが原因だったのでしょうか。

だんだんと私は精神的に追い詰められていき、仕事場に行っても息苦しくなりました。実際に、何でもない時にいきなり心臓が波打つような動悸が起こり、最後には過呼吸で倒れて救急車で運ばれたんです。

それから、しばらくは地獄でしたね。
救急病院では「ストレスによる過呼吸」とされましたが、実際には更年期障害のひとつだったわけです。わかるまで時間がかかったので、結局、生涯の仕事と思い地位もあった大手銀行の仕事を辞めざるをえませんでした。それが余計に辛く、いきなり自宅療養となればなったで不安感が高まるばかりでした。ただ座ってテレビを見ているだけなのに、心臓がバクバクして、水不足の金魚みたいに、口を開いて、ハァハァと息をする始末です。

最終的に、あまりにおかしな私の態度に、夫が無理に心療内科に連れて行ってくれました。
先生が非常に良い人で、しどろもどろの私の話も丁寧に聞いてくれました。そして、しばらくは「抗不安剤、睡眠導入剤」が処方されました。立派な、精神病、ってコトですね・・・。

でも、心療内科の先生は、自分に合ったドクターにさえ出会えれば、大きな助けになります。私の先生は最初はこうした薬物療法をしながら、だんだんと「サプリメントでも同じような効果があるよ」と安心させてくれました。短期間の間に薬を減らし、補助的食品ともいえるサプリメントを飲む事で、自律神経のバランスも整ってきたようです。

医師に、

「最初のホットフラッシュの時点で、更年期障害を緩和させる方法をとっていれば、これほど重い症状にならずにやり過ごせたかもしれないね」

と言われた言葉を、私はその後、同い年ぐらいの女性に伝えています。「あれ、なんとなく調子が悪いな」「そういえば生理もないな」と思ったら、女性ホルモンの調子を整えたり血の巡りを良くしてくれるサプリメントを飲んでみたらいいと思います。その上で、なるべく気楽に「いつか終わること」と考え、楽しく過ごせるように工夫してみるといいと思います。私のように我慢したり、症状を悪化させると、治すのにも倍時間がかかります。

・早めに対処する
・楽観的に考える

これが更年期障害を酷くさせないコツですね!